氣光整体 東陽 の日記
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短命と、長寿と、尊厳死
2018.08.03
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医師が書いている小説・・ 医学知識を知るうえで勉強になりますので、時々読んでいます。 先日、図書館で、 現役医師である久坂部 羊著『祝葬(しゅくそう)』を借りて読みました。 久坂部氏の小説は、グロテスクなのが多くて、ちょっと敬遠していたのですが 最新作(?)の『祝葬』は、短命と、長寿を題材にした・・ “死”を受け入れられない患者側の希望と、医師の本音などなど・・面白い内容でした 健康長寿を願うのが普通の人の願望だと思いますが、 あるブログで「長寿地獄」という言葉が出てきて・・ これからの社会は“長寿地獄”が広がるのかな??などと! 適当なところで逝くのが一番かもしれませんが・・これもままならない問題です。 この頃、新聞の死亡欄を見るのがクセになっていますが、 自分より若い人が亡くなっていると・・やはり悲しい思いがします。 しかし、どのようにして逝くか?も重要な問題でしょうか “ピンピンコロリ”と・・逝きたいものですが、 しっかり意思表示していないと・・ 周囲の親族の要望や、病院の方が・・延命治療で・・ そうさせてくれない場合が多いようです。 こうなると中断できず、本人は勿論、周囲の人も、医者も“地獄”になる可能性が!(*) 私は、今年に入って早々に“死を予感”したのか? もしものことがあっても“延命治療”を拒否するために 『日本尊厳死協会』に入会していました。 http://www.songenshi-kyokai.com/ その後、入院・手術を受ける羽目に!・・(苦笑) 手術しないとどうにもならない状態でしたから手術は受けましたが・・ ≪これで逝くことになっても、ここらでイイか!≫と、 その後予定されていたCT検査や・化学治療などは一切拒否しているところです。 ******* ******* (*)もう17年ほど前のことになりますか(?) 私は、あるサプリメントを日本に導入した人と知り合いました。 彼は、私がエネルギー治療をしていることを知って、 (彼の娘さんだった?)若いバレリーナがガンに罹って・・ 治療のために海外へも行ったそうですが・・ 「今は大阪の病院に入院しているから一度診てくれないか?」との相談でした。 当時、私は以前の会で筆頭講師を務めていて、 大阪セミナーに行く予定でしたから「会長共々行きます」と、引き受けたのですが・・ 私が彼と挨拶をすると 「病院では何でも好きなようにしてくれ!」という話です。 彼との短い話の後、私が病室に入ろうとしたのですが、 同行した会長と一人の講師は入り口で呆然と立ち尽くしています。 私は、二人の間を抜けて入っていくと・・ ガリガリにやせ細って“スパゲッティ症候群”で、毛の抜けきった頭にガンの塊が! 彼女は、しきりに手で人工呼吸マスクを外そうとしますが、力なく喘いでいます。 この光景を見て、私は≪一刻も早く“見送って”あげないと!≫と。 頭部に位置して、治すためでなく・・≪早く、楽に逝けるように!≫と! 翌日、彼から 「あれからすぐに逝きました。ありがとうございます」との連絡でした。 ******* ******* ******* 『言霊波動療法』:氣光整体・東陽 http://www7a.biglobe.ne.jp/~to-taka/index.html