氣光整体 東陽 の日記
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右鼠径部痛・・腹膜癒着&“人間の箍(たが)”
2018.08.24
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32歳の女性が、約2週間前に右鼠径部痛と、ハムストリングが張る・・ とのことで来院されましたが 8月23日に、また、右鼠径部痛と、足のシビレでの来院でした。 動作確認では、背屈時に鼠径部や腰に痛みが出ますし、 右側屈でも右腰に痛みが出ます。 ≪圧をかけた方・・同側に痛みが出る場合は、ヘルニアか、 リンパ・血流の滞留で腹部内圧が高くなっていると診ています。 ほとんどは、リンパ・血流の滞留と診てよさそうです。≫ クシャミすると、右鼠径部に痛みが走るとのことで、前回同様 ≪やはり、リンパ・血流の滞留があるようだな!≫と、診て進めていきました。 (腹部内圧が高いと余裕がないですから、クシャミでさらに内圧が上がり神経を圧迫する) そこで、≪リンパ・血流を阻害しているものは何か?≫と、考えつつ 腹部の異常を丁寧に『言霊波動確認』していきました。 私は、“相手の身体との対話”で(本人にも聞こえるような) “独り言・対話”で確認するのが習慣になっていますが・・ 「腹膜に癒着などの異常があれば・・」と、『言霊波動確認』しますと・・ 「腹膜」という言葉が、本人に聞こえたようで 「私、以前、腹膜炎になったことがありました」と、言いだしました。 ≪やはり、そうか!それがリンパ・血流を悪化させて、腹圧をあげているのだな!≫ と、診ながら施術を進めていきましたが・・どうも、それだけではなさそうです。 全身的に緊張状態で、異常反応が返ってきます。 本人も自覚しているようですが・・ 兎に角、手首と、足首の『支帯』が緩くて弱いのです。 私は、手と足の『支帯』を“人間の箍(たが)”と呼んでいます。 「桶(おけ)の箍(たが)」と言っても、 今の若い人たちには何のことが分からないようですが・・ 昔の桶(おけ)は、何枚もの板を組み合わせて、 水が漏れないように“輪っか”で絞めていました。その“輪っか”を箍(たが)と言います。 その箍(たが)が緩むと、水が漏れるのと同じように、 “人間の箍(たが)”=『支帯』が緩いと身体全体が不安定になって緊張状態になるようです。 本人も自覚しているように『足首』が弱いのが、一番の問題のようです。 これも足指がシッカリ働かないために・・足裏の重心が(外~後ろ側に)移動して 足首部で腓骨と脛骨のズレが生じて『支帯』に緩みが生じるわけです。 ≪手の腱鞘炎は“手の箍の緩み”で“靴擦れ状態”になっている≫と、診ます。 私は、足指が機能低下しているかどうかを簡単に診る方法として、 「足指の底屈テスト」をしますが 彼女の場合も、足指を軽く底屈するだけで「痛い!」と言って飛び上がる程です! ≪人間の「土台」が不安定ですから・・全身的に緊張状態になる≫ ******** 施術後、再度動作確認などで自覚症状が無くなったことを確認して終了でしたが 積極的に自分で治すための方法をアドバイスをしておきました。 ******* ******* ******* 会員ページは【●『新・脳波動療法』のやり方】について 『言霊波動療法』:氣光整体・東陽 http://www7a.biglobe.ne.jp/~to-taka/index.html