氣光整体 東陽 の日記
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起立・背屈時(身体を反らす時出る)腰痛と、治療法
2018.12.23
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30年前、“カイロもどき整体”で開業した時を思い起こしますと・・ 当時は、前屈時(お辞儀すると出る)腰痛が多かったように思います。 当時は “ボキボキ整体”でも、結構、治すことが出来たと思います。 しかし、そのうち、前屈時腰痛より、 起立時・背屈時(身体を反らす時出る)腰痛が増えていき “カイロもどき、ボキボキ整体”では、治らない方が多くなっていったと記憶しています。 ≪なぜか?≫ 身体を反らす動作=背屈するとき腰に痛みが出る場合 自覚症状は体の後ろ側=腰~お尻側に出ますが・・伸ばされるのはお腹側です。 この時、皆さんは「腰を伸ばせない!」と表現します。 しかし、この時、腰は伸びていますが・・お腹の方を伸ばせないのです。 ●この場合、自覚症状の出る腰の方にアプローチをかけても腰痛は改善できません。 即ち、この場合、“伸ばせない”お腹側に原因があります。 主に、インナーマッスル(大腰筋・腸腰筋群)が緊張し、余裕が無くなっているために 無理に伸ばそうとすると、腰の骨が前に引っ張られて、腰に痛みが出る!と言うことになります。 すべり症、分離症、あるいは、椎間板ヘルニアや、脊椎間狭窄症なども・・ インナーマッスル(大腰筋群)が緊張状態になって腰椎が前に引っ張られた結果です。 ≪ではなぜインナーマッスルが緊張状態になるのか?≫ ここからは私の『腱・靭帯理論』で説明したいと思います。 ******* 一言で『腱・靭帯理論』を説明するなら、腰だけでなく、腕、肩、脚なども同じですが・・ 腱・靭帯が緩むと(関節が開く)⇒関連する交感神経の緊張⇒関連する骨格筋に“指令” ⇒関連する骨格筋の緊張⇒結果、リンパ・血流の悪化等々を生じる(神経の流れにも) ******* 背屈時(身体を反らす時出る)腰痛で説明するなら 前仙腸靭帯の緩みから・・関連する交感神経が緊張し・・ 仙腸靭帯の緩みを治そうと、大腰筋・腸骨筋などに “指令”が届いて、 その結果、大腰筋・腸骨筋などが緊張状態になるというのが、私の“診立て”です。 即ち、インナーマッスル(大腰筋群)の緊張は“結果”ということになります。 ただ、しかし、せっかく骨格筋が緊張して治そうとしても 仙腸関節を横に絞める機能としての骨格筋ではないため・・ 大腰筋群の緊張が効果的に機能せず、“無駄な骨折り”になっているわけです。 【緊張する分、大腰筋群の筋力も低下していきます】 ここでも、古来の日本人は“智慧”として理解していました。 ≪さて何でしょう?皆さん、考えてみてください≫ ******* 現在、世間ではインナーマッスル(大腰筋群)が注目されているようです。 大腰筋を強化するためのエクササイズや、健康法などが紹介されているようですが、 かなりの努力が必要だと思います。 『氣光整体療法』では、 前仙腸靭帯等の“靭帯の緩み異常”を『言靈(ことだま)波動確認』して しばらく『言靈(ことだま)波動療法』を施せば、 その場で、背屈時腰痛は解消できますし、大腰筋群の筋力もアップすることが可能です。 ≪仙腸靭帯や、前仙腸靭帯がなぜ緩む?≫ 「手から~」の歪みが下行したり、「足指から~」の歪みが上行して 仙腸関節に歪みが生じることが原因の一つですが 内臓機能低下や・・腹部のリンパ・血流の悪化などによって 「腹圧」が掛かって前仙腸靭帯に緩み異常が生じるのも原因になると思います。 (または、薬害等による場合も) 『起立・背屈時(身体を反らす時出る)腰痛の具体的な治し方』は 「会員ページ」の方で投稿します。 ******* ******* ******* 『言靈(ことだま)波動療法』:氣光整体・東陽 http://www7a.biglobe.ne.jp/~to-taka/index.html