氣光整体 東陽 の日記
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止まらない“しゃっくり”
2018.10.13
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前回投稿『保険診療から自由診療へ』の後半部分からの続きになりますか 小説『曲直瀬道三=乱世を医やす人』(p.460)の中に、 “しゃっくり”のことが出てきました。 永禄7年(1564)弱体化した足利将軍の時世 実権を握っていた(しゃっくりが止まらず難儀していた)三好長慶に 往診を乞われた曲直瀬道三(まなせ どうさん:初代)は・・ (・・は省略部分( )内は私の注) 『・・道三は、三好の舌や脈、腹を診察した・・ 道三は三好の背後にまわり耳の後ろを親指で押した。 ・・耳たぶのすぐ後ろのあたりで、耳鳴りやしゃっくりを止めるツボだった。 ・・が三好には効かなかった。 ・・道三は柿帯湯(していとう)を処方し・・別室に入ってから道三は (同行した)一鴎に「あれは危ないな」と小声で言った。 ・・・「しゃっくりは上辺の症状にすぎない。何か病気が隠れているはずだ」 (一鴎)「酒の飲み過ぎではないですか」 (道三)「違うと思う。臓の奥に重い病をかかえている証のような気がする」 ・・・ その十日後、道三は三好長慶急逝の報に接した。 ・・ここに三好長慶の五年間続いた治世は終結した。』 ******* ******* 上記の部分を読んで、もう10年ほど前(だった?)になりますか・・ 3日以上“しゃっくり”が止まらないと言って ご家族共々来院した患者さん(男性・60代だった?)を思い出しました。 医大の附属病院では「わからない」と言われたそうです。 私にとっても“3日も止まらないしゃっくり”など診たことがありません。 そこで ≪“しゃっくり”をしなければならない“必要性”がどこかにある?≫ ≪“しゃっくり”って横隔膜の痙攣だよな?≫ ≪しこりか、緊張を緩和させるために“しゃっくり”が起こっている?≫ ≪横隔膜の下の方で、緊張や、しこりのようなものがあるのか?≫ などと考え とりあえず、全身調整後・・・ 『(当時は、「対話・徒手確認法」と名付けていた)言霊波動確認法』で お腹を探っていきますと・・ (刺激痛設定で)反応してくる部位が出てきました。 その部位(どの内臓だったか?)に、ただひたすら エネルギーを集中して注入していますと・・ しゃっくりの間隔の間が少しずつ開いてきます。 それで・・≪これで治るな!≫と確信しながら、さらに・・・ (今思い返すと)10分ほどの時間だったと思いますが・・ しゃっくりが無くなった後もしばらく集中しましたが・・ 完全にストップしたことを確認して終了でした。 曲直瀬道三の診立てのように・・彼にも内臓的な問題があったのでしょうね ******* それにしても、歴史小説家って・・すごいですね、 過去の歴史的記録を調べ、専門知識を調べ、そこに自分の想像を加えていく・・ 著者の山崎光夫氏は、昭和22年福井市生まれ、(私と同世代で同郷) 他に医療に関係する小説も多数あるようで・・ しばらく、山崎氏の著書を読み続けることになるかも!? ******* ******* ******* 『言霊波動療法』:氣光整体・東陽 http://www7a.biglobe.ne.jp/~to-taka/index.html